「エンジニアリングとは問題が起きた時の解決方法の
ためにある。精神や思想がなければつまらない」
先日ある先生と話していた時に聞いた言葉です。
科学(理学)と技術(工学)は似て非なるものだそうです。
理学は真理を追究するもので、工学は役に立つことが
目的だということを以前どこかで見たのを思い出しました。
「自然の書物は数学で書かれている」と言ったのは
ガリレオ・ガリレイですが、なんて素敵な表現なのでしょうか。
また荘子は「天地の美に基づきて、万物の理に達す」
と表現しています。
先生の言った通り、もし科学だけがブラッシュアップされた
社会はとても息苦しくなってしまうでしょう。
人間の表面的な要望を叶える科学ではいずれ行き詰まり
未来へ誇れるものとはならない気がします。
しかし自然を尊重した思想ある工学は長く愛されたくさんの
人から必要とされるはずです。