タイトルの言葉は北大名誉教授の荒谷登先生の言葉です。この言葉の対義語は「欠点対応型」。
主には暖房や断熱についてお話しされた内容でしたが、この格言はそれに留まらないと思います。
マインドを良さ発見型にすると今までマイナスだったものが突如豊かなものに変わる可能性があります。
良さ発見型の思考は技術で解決することもありますが、実は日々の考え方を少しずつシフトすることの
方が大事なような気がします。
最近僕は朝早く起きて活動することにしました。夜型だったのでいつも寝るのが遅かったのですが、
早く寝て朝型にすることで一日のリズムが良くなりより活動的になります。
朝の良さを発見すると寝るのが楽しくなりますね。
荒谷先生は北海道の冬の豊かさを表現してますが、まさに変化のある日本の四季は素晴らしい財産です。
変化のない安定したものは自然の中に存在しにくいのでどうしても無理が出る。
木の良さの一つとして水分の吸放湿がありますが、その代わり反ったり曲がったりします。
良さ発見型の思考だと水分の移動があるからこそ素材感があり多湿な風土に合うわけですが、
欠点対応型になると端的に「樹脂で固めてしまえ」となるわけです。
樹脂で固めたらもはや木の良さが半減してしまいます。
わかりづらい例えだったかもしれませんが、良さ発見型のマインドを持つことで
世の中の負のスパイラルはかなり解決してしまうのではないかと思っています。
今住んでいるところ、今使っているもの、今一緒にいる人たちなど身の回りの「良さ」の再発見をすることで
感謝の念と次に進む道が見えるような気がします。