71周年を迎える今日平和祈念式典が行われました。
長崎市長の平和宣言や被爆者のスピーチなど当時の悲惨さがひしひしと伝わってきます。
広島も同様に原爆含め戦争に正義などありません。
もちろんその悲惨さを直接僕らは知りませんが、知らないからこそ先人の教えを聞いて
過ちを繰り返さないことが重要だと思います。
「甘ったれたことを言うな!」と戦争に賛成する人たちもいますが、無責任かつ歴史から
学ばない愚かな発言だと思います。
同じ過ちを繰り返さないで、解決方法を探るのが成熟した大人のやり方ではないでしょうか。
福島の事故についても同じだと思います。
この前那須に行きました。福島の隣県ですが、風向きによりかなり放射能が高い地域があったとか。
今も見えない恐怖に苦しんでいる方々がたくさんいると聞いています。
技術は人間を幸せにするはずなのに、技術者も科学者もそれを願って開発をしているはずなのに
なぜか技術が足かせになってしまっている。
大きな動力は一部の利権により決まっている現状にも問題があります。
もちろん原子力発電も必要とされニーズに合ったエネルギーとして役割を果たしてきました。
高度経済成長によりたくさんのエネルギーが必要となった時代。
そのおかげで現在の日本があるわけで、そこを否定から入ると水掛け論です。
戦争も原発も被害にあった当事者の方々は並々ならぬ思いもあるでしょうし、
その痛みは計り知れません。
だから繰り返してはいけない。
代替案がないわけじゃないのだから、英知を絞って(正確には解決策は見えていると思う)
行動しなければいけない。
変えることはリスクもありますが、変えないことの方がリスクが大きいこともあります。
そんなことを考えた一日でした。