先日県立大の板垣先生と話していたら「昔は鉄骨造でも面白い構造がたくさんあったけど、
最近は効率重視になりがちですね~」と言っておられました。
はたまたこの前の断熱気密防湿施工講習会で古川さんが「快適性、機能性、コストなどの面で
住まい手のストレスがない家が理想」と。
同セミナーで長土居さんは「時間は本物を磨きあげるフィルター」と表現していました。
共通点が無さそうなコメントですが、勝手に解釈させて頂くと、やはりチャレンジが重要。
建築を成長させる新技術に取り組みつつも、普遍的な良さがあること。
劣化して交換しなければいけないものと長く使えるものは別々に考えなければいけないし、
そうなるとディテールに与える影響は大きいと思います。
どんなに美しい窓枠でも防水性能が担保してなければ長く使えません。
防湿や気密性能が良くなった今、建物が本当の意味で長寿命化すればおのずと何が大事か見えてきます。
そういえばこの前のあるお客様から「県外での仕事が増えたらアフターはどうするのか」
という質問を頂きました。
最近はありがたいことに県外の方々からもオファーを頂く機会があります。
秋田で磨いてきた技術を他地域のお客様のお役に立てるならありがたい限りです。
距離や工事などの制限はありますが、誠意ある対応を心掛けたいと思います。
しかし僕は秋田の気候に対峙するべく研鑽を重ねて参りました。
軸足を秋田からズラすことはないと思います。
住宅建築はチーム戦ですから、いつもの職人さんとスタッフとご協力会社の皆さんと
色々話をしながら仕事をしたいのです。
ですのでアフターは大丈夫です(なるべく早く行くようにします 汗)
なんだか所信表明みたいになってしまいましたが、年初めということで…。
写真はガラスを設置しているところです。トリプルガラスはとにかく重い。
4㎡のガラスは設置に6人掛かりです。
寒い中頑張ってもらっています。
こういう作業をしてくれる人たちにも感謝しながら仕事をしなければいけませんね。