この現場は建物を計画すると同時に窓の開発を行いました。
熱損失が少ないのはもちろん、耐久性も高く、断熱が厚くなる躯体専用の
ディティールです。
木製窓ですが、枠材は県産材のネズコを使用しています。
レッドシダーにかなり近い材料ですね。
地元の材で窓が造れるのはとても嬉しいことです。
以前にも秋田スギで高断熱窓を製作したことがありました。
温かみのある優しい風合いが魅力でしたし、スギなので断熱性能も良い。
材の特性を把握して製品にすることが大事ですね。
今回はチャネルオリジナルさんと長野の山崎屋木工製作所さんと
一緒に開発ということで進めてきました。
熱橋ディテールはイーシステムの横山さんにお願いしてなるべく損失の少ない
フォルムに仕上げました。
人のつながりはありがたいことです。
ところが、ガラスを特注で頼んでいたため船便で3ヶ月、そしてガラス屋さんで
特殊な接着が納得する製品クオリティにならず2ヶ月伸びてようやく1月の後半に届きます。
と、言うことで現場全体の工期が延びまして今設備工事の仕上中。
設備も新しい機器を導入したため悪戦苦闘。
それでもエンジニアの皆さんはイタリア語の説明書を読み(本当は読めてない)
組み立てていきます。
完成が楽しみですね。
窓はガラスが到着したらご紹介します。
写真は薪コンロを設置する様子。