ブログ記事

> ALL > 省エネ住宅の制度はいかに?

  • 改正省エネのニュースが住宅業界をにわかに騒がせています。

    私も性能値の新たな計算や改正のポイントなどのセミナーに参加して

    国の動向を見守っています。保険法人のニュースレターにわかりやすく

    まとまっていたので記載しておきます。

     

     

    これおかしいと思いませんか。資料に6つの項目がありますが、

    躯体の省エネ規定が次世代省エネ基準より上がない。

    LCCMやスマートハウスに関しては「特になし」という驚きの記載が。

    ゼロ・エネルギー住宅の補助金も太陽光発電がほぼ必須であり、ざっくりと

    言ってしまうと「細かな省エネよりも発電を多くしましょう」という具合です。

     

    これでは物足りない制度です。建物のハイスペック化は光熱費を削除すると

    いうだけではないからです。室内環境を整えることは、住まいの健康性への

    影響が大きく、細かな技術は建物の耐久性に繋がり、ひいては人にその恩恵が

    返ってくるものでなければなりません。

     

    「奇跡の鉱物」と言われたアスベストだって人体に被害があったため使用禁止に

    なり、冷蔵庫のフロンも代替になっています。これらは全て人間とその環境に

    考慮したことであり、勝手ながら自然と共生していかなければいけない現実なのです。

     

    最近の北国の住宅を見ていると極端な例が見られるようになりました。

    極厚の断熱化や高性能な窓を取り入れることはとっても素晴らしい。

    この流れは益々加速させなければなりません。しかしやみくもに数字だけを

    追いかけることだけは避けなければなりません。

    快適な温熱環境は単純なものではなく、夏の涼しさを得ながら冬の穏やかな

    暖かさを目指さなければなりませんし、自然の恵みを取り入れながら厳しい

    外部環境に耐え抜かなければいけないのです。

     

    本当に暮らしやすい住まいとは機械仕掛けのスマートハウスではないと

    思います。

    今一度、日本人特有の受動的な精神を考えなければならないのでは

    ないでしょうか。